リストカット社会
リストカットをしたことがある方もない方も、こんばんは。 今回は気になるニュースについて思うことがあったので、ちょっと綴っておこうと思います。 みなさんも気になっていらっしゃる「マラチオン」という農薬がアクリフーズ社の冷凍食品から検出された事件についてです。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140127/crm14012710380006-n1.htm 阿部利樹容疑者は、8年間契約社員として勤め続けたものの、待遇が悪いことや扱いが悪いことに悩まされていたようです。上のニュース記事から引用すると > 契約社員の間では、会社への不満が強かったとの指摘もある。 工場従業員約300人のうち時給制の契約社員は約200人で7割近くを占めるが、正社員は2割程度。元従業員は「契約社員は下に見られ、正社員への不満を持っている人は多かった」と話し、ストレスで辞める人も多かったという。 「頑張って職責を果たせば正社員になれる」(同社幹部)というが、リーダーや班長になることが大前提で、正社員になれるのは、年間わずか3人程度。契約社員からは「正社員より給料が安いのに、リーダーや班長をやらされ、同じ責任を負わされるのはたまらない」との声も漏れる。 これらの文から 「契約社員は正社員より給料が安い」 「契約社員と正社員の間に軋轢があり、契約社員は不満を持っている」 「より給料の良い正社員になれるのは、年間で200人中3人程度」 であることがわかります。 つまり、給料が安い上に見下され、昇給や正社員化が困難であり今後ずっとその状態が続く職場であったのだろうと推測されます。 また気になるのが、引用文中の幹部の言葉。 「頑張れば正社員になれる」 労働者側は、頑張れば「誰でも」正社員になれるという意味で受け取るでしょう。一方の幹部側は正社員になれる「可能性がある」というくらいの意味で使ってるのでしょうか。いずれにしても食い違いやすい言い回しであることは確かかと思います。 阿部容疑者はこんな立場に立たされ、どんな気持ちだったのでしょうか。 阿部容疑者は49歳だそうです。1965年の生まれでしょうか?高度成長期に生まれ、小学生の頃にオイルショック、その後20歳台の頃はバブル経済も経験したのでしょう。どのよ...