31歳のおじさんが普通自動二輪の免許に挑戦した話

ついに念願の普通自動二輪の免許を取得しました!



5月から教習所に通い始めておよそ2ヶ月。

何度も転倒し、時には腰を痛め、失敗を重ね「自分はバイク向いてないんじゃないか」と悩みながら取得した免許には、普通自動車を取得した時とは違った充実感がありました。

これで400㏄以下のバイクであれば乗れるようになります。

ちなみにそれ以上の排気量のバイクに跨るには大型の免許が必要です。



それにしても昔からバイクは危ない乗り物という認識だった僕が二輪の免許を取得する日が来るなんて、思ってもみませんでした。

バイクの免許を取ろうと思った一番のきっかけは、昨年から原付に乗り始めたことです。

はじめは原付に跨っているだけで十分楽しかったんです。

自転車と比べても行動範囲はかなり広がりましたし、そのおかげで道もだいぶ覚えました。

でもここが人間の不幸なところといいますか、やはり原付では段々満足できなくなってきてしまったんですね。

僕が原付に限界を感じた理由をいくつか挙げますと

  • パワーが足りず、遅い(もっと速く遠くまで走りたい)
  • スピードが出せないため国道などの大きな道路ではかえって危ない(原付の法定速度は30km/h)
  • 二段階右折が正直面倒くさい

結局原付は街乗りに適した乗り物であり、遠出には向かない乗り物だったんです。

はじめは自転車よりもちょっと遠くに行けるだけで喜んでいましたが、「海を見に行きたい」「他県までツーリングしたい」という次第に膨らむ願望を満たすことは難しくなってきてしまいました。

そこで初めて中型二輪の免許を取ろうと思い立ったのです。


免許を取るまでに要した期間は約2ヶ月。

車の免許を持っている僕は、学科が免除されて技能だけだったので楽でした。

しかしながら二輪の教習には四輪と違うことも多くて驚きでした。

普通自動二輪の教習を受けて驚いたこと
  • 一度も路上に出ない
  • 技能教習時間17時間と少ない!(普通自動車はMTで34時間)
  • スラロームや一本橋という四輪にない課題がある
  • バイクは予想外に重く、倒してしまうと起こすのが大変
また僕は車の免許をAT限定で取得したため、クラッチの操作が初めてで慣れるまではかなり大変でした。

路上に出ないというのも教習を受け始めるまで知らなくて、「そういえば普段道路で二輪の教習車って見ないな」くらいに思っていました。

教習所内しか走らないのだから、そりゃ見る機会なんてないですよね^^;




実際に教習を受け始めると、手足をばらばらに動かしてバイクを操作しなくてはならず、身体が覚えるまでは本当に大変でした。

バイクでは

右手:アクセル、フロントブレーキ
左手:クラッチ
右足:リアブレーキ
左足:シフトチェンジ

と四肢にそれぞれの役割があり、アクセルで加速してクラッチを引きながらシフトアップするとか、ブレーキで減速しながらクラッチを引いてシフトダウンするとか、いつどのタイミングで何を操作すればいいのか、はじめはさっぱりでした。

その上バランスを取っていないとすぐに左右どちらかに倒れてしまうので、はじめはただまっすぐ走るだけでも大変だったと記憶しています。

また実際に何度か倒したこともありました

自分にはバイクは向いてないんじゃないかと何度も思わされましたよ。

毎日夜寝る前にベッドの上でシフトチェンジのイメージトレーニングを重ね、やっと3回目か4回目くらいの教習でスムーズにシフトチェンジできるようになった時は本当に嬉しかったです。

それでも教習中に何回もエンストを起こしてしまうほど、課題は山積みでした。

クラッチって本当に難しいんですね。

車の免許をMTじゃなくATで取って本当によかったと心から思いました。


クランク、S字、スラローム、一本橋、坂道発進などなどの課題をこなしながら徐々にバイクの運転にも慣れ、一段階のみきわめを修了し、二段階へとステップアップしました。

すべて教習所内で教習をするのに一段階と二段階で何が違うんだろうと思っていましたが、一段階はバイクの操作をマスターすることに重点が置かれ、二段階では実際に路上で走ることを意識した教習になっているようです。

そのため交差点での右左折や道路標識(一時停止とか)に従った走行などを訓練したほか、決められたコースを自主的に走る訓練も行いました。

二段階で一番記憶に残っているのは、一度だけエンジンを切らずにバイクから降りたミスをしたことです。

教官にめちゃくちゃ怒られました。

何かの拍子でギアが入ってしまって、その時に右手で握っているアクセルを回してしまったらバイクがひとりでに進んでいってしまう。

もしも前方に人がいたら跳ねてしまうし、物があったら損壊してしまう。

安全のために必ずバイクを降りる時はエンジンを切るようにと絞られました。

このミスを犯したのが教習所内で本当によかったと思いました。

万が一路上でやってしまったら取り返しのつかない事態になっていたかもしれません。



そんな感じで決して順調とはいえない教習でしたが、無事に二段階のみきわめまで修了。

残すは卒業検定のみとなりました。

久々に試験を受けるとあって、かなり緊張しました。

上述のミスのこともあったため、乗車手順と降車手順は頭の中で何度もイメージトレーニングをしました。

あとは普段通り乗れば大丈夫のはず…!

そう信じることで緊張が少しはやわらぎました。

普段からの訓練で自信をつけることが、本番に強くなるメンタルを醸成するものです。



結果、無事に合格。

教習もノーミスでしたので追加教習を一切受けることなく卒業することができました。

31歳にもなって運動神経も落ち、入所する時には追加教習を2,3時限受けるんだろうなと思っていたので嬉しかったです。



しかし、これで終わりではありません。

むしろこれでバイクライフのスタート地点に立ったといっていいでしょう。

路上に出るのもこれから、教習所で教わらないライディングテクニックを身につけるのもこれからです。

現時点ではまだバイクを購入していないので、8月に入ったらバイク屋を巡って一台購入しようと思っています。

いま一番欲しいのは上に画像を貼ったCB400SBですが、予算的に辛いのと、初めてのバイクは絶対コケて傷つけると思うので、本命ではなく安くて乗り回しやすいバイクに跨りたいなと思っています。(こういう考えは間違っているだろうか?)

まずは路上に慣れないと話が始まりません。

今乗ってる原付をどうしようかなと悩んでいます。

たぶんバイク買ったらもう乗らないだろうからな、売ろうかな。

それとも誰か欲しい方いますか?

50㏄の原付。

なんなら9月くらいに譲りますよ?



だいぶ長文になったので、ここらで閉めようと思います。

以上、31歳のおじさんが普通自動二輪の免許に挑戦した話でした。

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