未来

長時間労働と距離を置いて、もうすぐ1ヶ月。
収入はないけど、それへの不安を除けば心身ともにかなり穏やかな暮らしを実現できる。

とはいえ収入を確保できないというのはやはり大きい。貯金があるんだから暮らしには困らないはずなのに、すごく不安な気持ちに駆られる。持続可能性がないからかな。貯金が食い潰されてしまうからかな。どこからこの不安は来るのだろう。

ブログのタイトルを変えてみた。『ポストブラック社会を』。

思慮、考察から出てきた言葉ではなくて直感的にひらめいた語なので、詳しくは説明できないけれども。いまや個別の企業がブラックかどうかではなく、社会全体がブラック化しているといってもいい状況になってしまっているという認識がまずあって。

賃金は一向に高くならない。長時間労働は是正されない。残業代は支払われない。休みの日が少ない。過労死や過労自殺は解決されない。副業や成果型賃金を導入し、残業代ゼロ、さらなるコストカットを実現しようとする。

こうした悪夢のような世界を打ち破り、もっとマシな世の中を目指したい。

そんな思いを込めてみた。



先日図書館に行った際に
ポール・メイソン『ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界』佐々木とも訳、東洋経済新報社
https://www.amazon.co.jp/dp/4492315039/ref=cm_sw_r_cp_ep_dp_ZUBcAbYXTNMQS
という本に出会った。

まだ読んでるところではあるが

1.第1部の経済学や歴史に関する記述は難しい
2.全体的に、幅広く学問しないと読めない
3.こんな本を訳せるようになりたい

というのが感想。内容に踏み込んだ感想はいずれ書けたら。

もっと勉強しないといけないな、なんて甘いこと言ってる場合じゃなくて「ヤバい」と思った。最近新書ばかり読んでて、それはそれでいいのだけど難しい本を手にしてなかったのだ。
新書って一般向けの入門書だから、難しいことは紙幅の都合もあってほとんど書かれない。
読んでみて反省した。しょっちゅう難解な本を読むこともないけど、たまに読まないと目線が低くなって自分がレベルアップしない。

僕が本を好きになったのは、こうして人の心を動かすことがあるからなんだ。

自分も著者のように、現在の先にある未来について想いをはせたい。

もっと学びたい。学ばなければいけない。

いい出会いだった。

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